全国B型肝炎訴訟九州弁護団の担当地域は福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県となります。

和解済みの声

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和解済みの声

福岡地裁で和解された皆さんの声

50代男性(福岡県・肝がん)

和解できて本当にうれしいです。
B型慢性肝炎から肝臓がんになり、手術をしましたが、最近になって、再発しました。
仕事が思うようにできず、蓄えもありませんでしたので、
身体的にも、金銭的にも将来に対し不安を抱いていました。
今回、和解が成立し、和解金を受け取れるということで、金銭的な不安については少し気が楽になりました。
自分だけでは、とても和解まで漕ぎ着けることはできなかったと思います。
弁護団の先生にお願いして本当に良かったです。

40代女性(福岡県・キャリア)

裁判のことは何も分からないし、自分では当然できないのでとても不安でしたが、
最初の相談から親切に説明していただいて大変安心しました。
また、この病気に関する差別偏見があり、周囲になかなか相談できない中で、
弁護士さんに気持ちを打ち明けられたこと自体がとても嬉しかったです。
最初から最後までとても良くしていただき感謝しています。

60代男性(山口県・慢性肝炎)

定期検査で肝機能数値が悪いと指摘され、精密検査を受けたところB型肝炎に感染していることがわかりました。
事業を立ち上げたばかりで幼い子どもを4人も抱えており、健康には気を付けてきたのにショックでした。
薬を飲んで症状は落ち着きましたが不安はつきません。
今後も薬を飲み続けなければならない中、和解ができ、給付金を受けられることは本当に嬉しくありがたい気持ちです。
お世話になりました。

60代女性(佐賀県・慢性肝炎)

和解できて大変良かったと思います。
これで、検査や治療が少し安心して受ける事ができます。
早くウイルスの治療薬が開発されることが願いです。

50代女性(佐賀県・慢性肝炎)

20歳の時に母をB型肝炎による肝臓がんで失いました。
今までの生活が一変し、父も失意のうちに2年後に母の後を追うように亡くなりました。
それから27年経った平成27年に、たまたま見た新聞記事をきっかけにして、弁護団に問い合わせをしました。
亡くなった母と私の件を相談し、このたび和解となりました。
弁護団が発行している「B型肝炎News」の記事を読んでは、私だけでなく、たくさんの方が思い悩んでいることを知り、
思わず涙する日もありました。
顔見知りの方から「CMでやっているB型肝炎訴訟ってお金もらえるんでしょう。
いいね、うらやましい。私もB型肝炎だったら良かったのに」と言われ、世間ではそう思われているのだろうかと心が痛みました。
「私はB型肝炎患者です」と普通に社会に言える日が来るか、本当に心配です。
平成元年に北海道弁護団が初めて訴訟を起こし、平成18年に最高裁で5人の方に勝訴判決が言い渡されました。
この方々と弁護団のご尽力がなければ今に繋がらなかったでしょう。
そのことを胸に希望を持ち、私も歩んでいこうと思いました。
担当していただいた弁護士の先生、ありがとうございました。

 

鹿児島地裁で和解された皆さんの声

70代男性(鹿児島県・肝がん遺族)

訴訟提起から約2年余り,途中,妻は、和解の言葉を聞くことなく、70歳の誕生日を迎えまもなくこの世を去りました。
長かったとも短かったとも思えますが、担当弁護士の先生方のご尽力により「和解」という言葉を聞くことができ、これでようやく墓前に報告ができます。
介護の日々の中、妻の部屋から訴訟のために準備したと思われる書類を見つけました。
恥ずかしながら、私は、B型肝炎訴訟については何も知らず,妻の部屋にあった書類で初めて知りました。
その後、弁護士の先生に書類を送り、不足している書類等アドバイスを受けながら必要な書類を集めて提出し、提訴、そしてこのたび和解に至りました。

60代男性(鹿児島県)

B型肝炎キャリアと言われながら未だ訴訟に名乗り出ていない方に、ぜひとも考えていただきたいと思います。
今は普通に生活できるからといって、いつまでもそれが続く保証はどこにもありません。
そうであれば,我々がなすべきは、問題を無責任に放置せず、今打てる最大限の手立てを積極的に打って行くという事ではありませんか。
ひるまず、ぜひ弁護団の訴訟活動に参加して下さい。

40代女性(鹿児島県)

この度、和解ができたこと,正直ほっとしています。感染していると分かってから、子どもを3人産みましたが、感染のことが頭から離れたことはありません。
小さい頃,予防接種をしただけなのに…。「なぜ私が?」という思いも消えることはありません。
母は,母のせいではないのに、知らないうちに私を感染させてしまったことをいつも「ごめんね」と申し訳なさそうに言います。
病院に定期検査に行くたびに、びくびくして怖い思いです。できれば考えたくないのが本心ですが、将来子ども達に迷惑をかけるわけにはいかないと思い立ち裁判をすることに決めました。
今後のことは分かりませんが、とりあえず一区切りがついて良かったと思います。
担当の先生,ありがとうございました。

 

大分地裁で和解された皆さんの声

40代男性(肝がん,別府市)

今回,和解が成立すると伺い,私の感染は集団予防接種が原因だったのだと,改めて思いました。私は,30代半ばに会社で受けた健康診断で,B型肝炎に感染していることを 知りました。すでに,慢性肝炎になっていることを聞き,医師からは,病気とうまく付き合って行くしかないと言われました。 点滴と薬で治療していましたが,肝機能の数値は安定せず,医師から核酸アナログ製剤を勧められました。一度始めると,途中で止められないし,薬代が高額だということで,家族に相談した上で,始めることにしました。 核酸アナログ製剤を使うようになってから,肝機能の数値は安定していましたが,40代前半で,ガンが見つかり,手術することになりました。私の場合,切除手術ができたので良かったのですが,入院中,周りの人の話を聞くと,手術もできずに抗がん剤の治療で,これから先,どうなるのか見通しが立たない人も多くいました。 多くの患者が,経済的・精神的不安を持ちながら,生活しているのが現状です。これらの不安を少しでも小さくして,未来に希望が持てるように,国には素早い対応を願います。 最後に,これまでお世話になった弁護士や,協力して頂いた皆様にお礼申しげます。ありがとうございました。

30代男性(慢性肝炎,大分市内)

今回B型肝炎の和解成立に至ったということで,まずはほっとしています。私は23歳の時,血液検査でB型慢性肝炎と診断されました。そのまま入院となりその中で自分の病気の事を学び理解していくうちに感染経路が集団予防接種としか考えられない点や,肝硬変や肝がんへと移行していくのではないかという不安,今後制限なく日常生活を送れるのかといった悩みが多々ありました。勿論これからも一生考えていかなければならない事ですが,感染してしまい人生が変わったのは事実です。自分の様な方々が全国にはまだ多くいるので早期の対応・和解を祈るばかりです。また,今後我々が国に強く望むことは,恒久対策・医療費の無料化,福祉年金の相談等です。よろしくお願いします。今回,和解にたどり着くことができたのは,弁護団の先生や,協力してくれた家族のおかげだと心から感謝しています。ありがとうございました。

50代男性(大分市,慢性肝炎)

カルテ集めや母の名前の問題など,大変なこともありましたが,想像していたよりも早くここまで来れました。意見陳述もさせていただきましたが,緊張から思いをうまく伝えられなかったのが少し残念です。弁護団や原告団には感謝しています。色々ありがとうございました。

 

大分地裁でお手続きをされた皆さんの声

40代男性(日田市、肝がん)

母子感染でB型肝炎とわかったのが二十歳の頃でした。そのころはB型肝炎があまり知られておらず、自分の病気のことも詳しくわからず混乱しました。そのうち肝がんになり、本当に苦しい思いをしました。今も変わらず苦しい思いをしています。提訴できたことにほっとしていますし、早く和解できることを祈っています。今後もずっとこの苦しみは続くので、ご支援をよろしくお願いいたします。

70代男性(大分県、肝がん)

病気で苦しんでいる人々ができるだけ早く治療ができ、安心して安定した生活が送れるようにしていただきたいと思います。

40代男性(大分県、慢性肝炎)

私は20代前半に感染の事実を知りました。その後発病し、現在は生命保険の加入も難しく、家族のことも考えた上、今回の提訴に踏み切りました。小さな田舎での集団予防接種による感染でしたが、田舎は関係ないなどと思わないで、検査がまだの方は検査を受けて、早めの対応をしてほしいと思います。

遺族原告(被害者:50代男性、肝がん)

若いころから病気のために生命保険にも入れず、治療のため勤務していた会社も退職せざるを得なくなり、治療費の負担も大変なものだったため、経済的にも苦しい生活のまま、最期を迎えることとなっていました。もっと早く国が責任を認めくれていれば、生きているうちに補償を受けることができたと思うと残念でなりません。

遺族原告(被害者:40代男性,大分市 死亡)

主人は亡くなりましたが、こういう救済制度ができて、和解ができれば主人も救われると思います。主人のような人が他にもたくさんいらっしゃると思いますので、多くの人が救済されることを願っています。

50代男性(大分市,慢性肝炎)

最適な治療を続けている。それでも今後10年、15年の病状・治療費を考えると不安です。

70代男性(大分県内,肝がん)

以前一度裁判することを考えていましたが,以前通っていた病院のカルテがなかったため,裁判することができないと思い,提訴を一度は諦めていました。しかし,他の和解したB型肝炎の患者さんから弁護団を紹介されて今回提訴することができました。肝がんになったことで医療費がすごくかかっているので,国には,何らかの対応をしていただけたらと思っています。

50代男性(大分県内,慢性肝炎)

一日も早く和解ができることを願っています。

 

原告団活動に携わっている方の声

60代(男性・肝がん)

平成25年4月に和解し、平成26年5月から原告団の世話人をしています。
昭和60年献血でB型肝炎ウイルスに感染していることが発覚し、数年後に慢性肝炎、平成22年に肝臓切除手術を受けました。
肝炎患者なのに自分の病態の重大さを自覚していませんでした。
たまたま、健康診断の担当医が肝臓専門医で、強く精密検査を勧められ、肝がんが見つかり、命拾いしました。
幸運としかいえません。その反省で、少しでも感染者のサポートが出来ればと思い、原告団活動に携わっています。
提訴後、福岡地方裁判所での意見陳述に感動し、原告団代表をしていた谷口さんをはじめとして、多くの方が真摯に活動される姿を見て、
一人一人の活動の積み重ねがあって、迅速和解と肝炎患者支援策が創設されるのだと思っています。

 

60代男性(沖縄県・慢性肝炎)

今から約30年前,献血をした際にB型肝炎ウィルスに感染していることを知らされました。
まだそのころは大した病気ではないと思っていましたが,報道でB型肝炎患者に給付金が支払われるようになったことを知って,沖縄の弁護団に提訴の申し込みをしました。
当初は,米軍施政権下での予防接種も対象になるのか心配でしたが,弁護団の尽力によってキャリアで和解することができました。
その後、あらたに慢性肝炎と診断されましたが,すでに和解済みだったので,裁判にならずに追加の給付金の支給を受けることができました。
いろいろと助けてもらって,弁護団には感謝しています。今は原告団として沖縄県民への普及活動に励んでいます。

 

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